September 28, 2020
香水を使ってみましょう
香水はお好きですか?
私はお気に入りの香水をいくつか持っていて、
出掛ける時には必ず付けます。
自分の好きな香りに包まれると、とても安心するのです。
身にまとう、お守りみたいな感覚です。
「香水」という曲が、大ヒットしましたね。
「香水が思い出させる」「その香水のせいだよ」
という歌詞が印象的です。
良い香りのする人は、自然と記憶に残るものです。
古代エジプトでは、既に香料が作られ
貴重な品として貿易に使われていました。
クレオパトラは香りの持つ力にいち早く気づき、
バラの香水でお風呂を満たし、自らブレンドした
香油を身体に塗っていたそうです。さすが。
西欧諸国に香水が伝わった際、はじめは
心身に効く薬として紹介されました。
世界最古の香水とされる「ハンガリーウォーター」は
若返りの薬として今でも有名ですね。
当時は、衛生管理という概念がありませんから
ゴミや汚物は道に放置しっぱなし。人々は服や身体を
ほとんど洗わず、街からも人からも悪臭が…
その悪臭を隠すために香水が使われはじめ、
その甘く華やかな香りは、瞬く間に広がっていきました。
風水的にも香りは重要で、良い香りが様々な運をアップさせ、
ご縁を運んでくると言われています。
目的によって、細かく香りが指定されていたりしますが、
それほど忠実でなくて良いと思います。
ジャスミンが苦手なら他のフローラル系の香りに、
レモンが苦手なら同じ色のキンモクセイやウッド系の香りに、
自分の好きな香りを楽しみましょう。
好きな香りを付けた方が、幸せな気持ちで過ごせますから!
皆さん好みが違うのは当たり前ですから、
1人1人に合わせたオーダーメイドで実践しましょう。
それが私の実践している風水の信条です。
香水を着けなくても、ヘアケア製品やコスメ、
洗濯洗剤、消臭スプレー、芳香剤・・・
私たちは様々な香りに囲まれて生活しています。
残念ながら、人工の、強めの香りが多いですね。
最近は、香りの及ぼす「香害」も増えているとか。
中でも柔軟剤のきつい香りで、ご近所が体調を崩す等の
トラブルが増加しているそうです。
干すだけで、ご近所に匂いが充満し、具合が悪くなる
ようなものが、身近で使っているご自分やご家族に、
良いわけがありませんね。
香りは、自分にも周りにも影響を与える、大切な要素です。
自分が好きだと思えるものを、厳選していきましょう。
香水は、調香師さん達が知識と経験、センスを駆使して
何百という香りを織り合わせた、非常に繊細で贅沢なお品です。
日本はもちろん、世界中で様々な種類の香水が
作られていますので、お気に入りを見つけて、
気軽に楽しんで頂きたいですね。
日によって、気分も好みも変わりますから、
1日で選ばずに、何日かに分けて、
ゆっくりと楽しみながら選びましょう。
日本のメーカーは、日本人の体質に合わせた
香り作りをしているので、試しやすいかもしれません。
海外メーカーの香水にも憧れますが・・・。
最初はミニチュア瓶がお薦めです。
買いやすいし、色々試しやすいです。
日の当たらない、風通しの良い場所に保存して、
1年位で使い切るのが理想的かな、と。
香水初心者におススメなのは、『ローズ』の香水です。
上品な、ほのかに香るバラ。嫌な人は少ないと思います。
香水を付ける時は、下半身に少しだけ。
ひざの裏やももの内側などに付けると、
体温で香りがフワッと上がってきます。
耳たぶやうなじ、手首に付ける人も多いですね。
鼻に近いので、自分の嗅覚がマヒしやすいです。
周りの人にも、強く匂いすぎてしまう恐れがあります。
お食事の席などでは、避けた方が良いかも。
香りは、少し足りないかなと思う位が丁度よいのです。
嗅覚は、視覚よりも早く、脳に届きます。
考えるより先に、香りに感性が反応するのです。
だからこそ、香りを使いこなして
自分が人に与える印象を、特別で素敵なものにしたいですね。